PEOPLE 2026年1月29日

「接客ロールプレイング大会」優勝者に聞く
AOKI流“最高のスタイリスト”の心得

「接客ロールプレイング大会」優勝者に聞くAOKI流“最高のスタイリスト”の心得

AOKIとORIHICAでは、全国の販売スタッフから選ばれた精鋭が接客力を競い合うロールプレイング大会を毎年開催しています。その根底には、大会を通して社員が自身や他の人たちの接客スタイルと向き合うことで、全社の接客力や人間力を向上したいという狙いがあります。2025年大会の優勝者であるAOKIの小牧さん、ORIHICAの和泉さんに、二人が考える接客の真髄と、それをどう培ったのかを聞きました。

株式会社AOKI 人財教育部 チーフ 2025年「A-1グランプリ」優勝 小牧 みずほ

PROFILE

株式会社AOKI
人財教育部 チーフ
2025年「A-1グランプリ※1」優勝

小牧 みずほ
(こまき みずほ)

2012年入社。2013年に社内資格「シルバースタイリスト」、副店長ライセンス取得。人事部人財採用課を経て、ミーナ津田沼店、西船橋店でストアサブマネジャーとして販売業務に従事。2025年10月より人財教育部チーフ。

株式会社AOKI ORIHICA アピタ新潟西店 ストアサブマネジャー 2025年「ORIHICA RPG FESTIVAL」優勝 和泉 紗也

PROFILE

株式会社AOKI
ORIHICA アピタ新潟西店 ストアサブマネジャー
2025年「ORIHICA RPG FESTIVAL※2」優勝

和泉 紗也
(いずみ さや)

2023年キャリア入社。ORIHICA アピタ新潟西店で販売業務に従事。2024年11月にストアサブマネジャーのライセンスを取得。本大会優勝後は、ORIHICAの接客力向上のため、社内研修での講師も担う。

  • ※1 A-1グランプリ:全国のAOKI約500店舗、約1300人から、予選・地区準決勝を勝ち抜いた10名が接客ロールプレイングを披露。ファッション知識、おもてなしの心、所作の観点から総合評価。優秀者のノウハウを全社で共有し、さらなる顧客満足の向上を目指す。
  • ※2 ORIHICA RPG FESTIVAL:自社商品の魅力を深く理解し、ORIHICAの強みである「1×3(ワンバイスリー)」の着まわし手法をさらに進化させ、多様なスタイリング提案力を身に付けることを目的とした接客ロールプレイング大会。

“最高のスタイリスト”を目指す一大イベント

商品やサービスの「価値」を、お客様に届ける重要な役割を担うのが販売スタッフです。AOKIではスタイリスト、ORIHICAではスタイルナビゲーターと呼び、その育成に力を注いでいます。

それを象徴するのが、接客力を競い合うロールプレイング大会である、AOKI「A-1グランプリ」とORIHICA「ORIHICA RPG FESTIVAL」です。どちらも厳しい地区予選を勝ち上がった精鋭が本大会に臨み、審査員とオーディエンスの前で接客ロールプレイングを披露し、優勝を目指します。

大会を通して、社員は参加者の卓越した接客技術をつぶさに見ることができます。また、入賞者のロールプレイング動画の社内共有や、優勝者が講師となって実施する勉強会などを通して、接客スキルの底上げを図っています。

2025年の大会で見事優勝を果たしたのが、AOKIの小牧さんとORIHICAの和泉さんです。

ロールプレイング大会の会場の様子。多数の社員が見守るなか、実演が行われる
ロールプレイング大会の会場の様子。多数の社員が見守るなか、実演が行われる

現場での試行錯誤の積み重ねが実った

―今大会にはどのように臨みましたか。

小牧:

実は県予選大会後、尊敬する上司から「いつもの小牧さんを知っているからこそ、何か物足りなかった」と言われ…。そこから再度火が点いて、シナリオやトークを見直して決勝に臨みました。当日は、ファイナリストの方々の実演が素晴らしかったので、優勝が決まった時は本当に驚きました。

和泉:

私はORIHICAに入社したのが2023年で、翌年に初めて大会に参加しました。運よく3位になったものの、他の方の実演を見て、自分はまだ商品の魅力を伝える力が足りないと痛感しました。その悔しさをバネに、1年間日々の接客の中で学びを重ね、今年再挑戦しました。私も優勝が決まった時は驚きましたが、試行錯誤しながら入念に準備したことが実って嬉しかったです。

―お互いや、他のファイナリストの実演の印象は?

小牧:

和泉さんはお客様との距離の詰め方が絶妙で、トークのテンポもよく、率直にすごい!と感じました。他のAOKIの出場者の実演も、自分ではなかなか思いつかないコーディネートや提案の仕方があり、楽しく勉強できました。

和泉:

小牧さんは動作が自然かつ丁寧で、お客様へ安心感を与える接客がとても印象的でした。またORIHICAの他の出場者からも、商品の提案の流れや魅力を伝える言葉選びなど、大きな刺激を受けました。

「A-1グランプリ」の当日の様子について語る小牧さん
「A-1グランプリ」の当日の様子について語る小牧さん

接客力を磨く人財育成プログラム

―接客技術は、どう培ってきましたか。

小牧:
もともとアパレル業界は未経験でしたが、入社後に会社の学習会や店舗の先輩からの教育、Eラーニングなどの社内のスタイリスト育成カリキュラムを通して学んでいきました。また、大会に向けてロールプレイングを何度も録音・録画してチェックする中で、自身の接客スタイルを客観的に見直しました。
和泉:
私はこれまで警察官、ホテルスタッフ、オーダースーツ販売員など、さまざまな仕事を経験し、その中で立ち振舞いや先回り対応の重要性、ファッションに関する知識などを学んできました。それを土台に、さらにORIHICAでは今までになかったことを学べています。

―心に残っている接客エピソードは?

和泉:
お客様から「あなたに対応してもらえてよかった」と言っていただけた時に、成長できたかもしれないと感じました。お客様の好みや悩みを丁寧にうかがい、根拠のあるご提案ができるようになったことで、ご満足いただき、指名をいただく機会も増えました。
小牧:
あるお客様には、就活用のスーツ、入社してからのスーツ、そしてオフィスカジュアルと、学生時代から社会人として活躍されるまでの各ステージでスタイルをご案内しました。人生のさまざまな場面で頼っていただけたことは、とても嬉しく、誇りに思っています。
さまざまな職種での経験が現在の接客に生きていると話す和泉さん
さまざまな職種での経験が現在の接客に生きていると話す和泉さん

お客様がいつでも頼れる味方のような存在に

―両ブランドに共通する接客の真髄とは?

和泉:
お客様一人ひとりの人生の背景まで深く洞察し、寄り添う力だと思います。私たちがご提案するのは、単なる一着の服ではなく、お客様の大切なシーンを成功に導くための自信そのもの。「お客様の未来をどう彩るか」を考え続けるお客様視点こそが、私が入社以来学んできた、両ブランドの不変の原点だと思います。
小牧:
商品そのものではなくTPOに合わせた着こなしをご提案し、「服」を通じてお客様のライフスタイルをサポートする点ではないでしょうか。スタイリストがお客様に寄り添いながら、お客様自身も気づいていない「新しい自分」に出会えるようなコーディネートを新たにご提案できることこそ、リアル店舗の価値だと感じます。

―この先の目標は?

和泉:
お客様にとっていつでも頼れる味方であり続けるため、商品知識やコーディネート力をさらに磨き、会話を通じてお客様の潜在的なニーズを引き出す力を高めていきたいです。まずはいちスタイリストとして、目の前のお客様に価値を提供することで会社を支える存在となり、将来はストアマネジャーとして、グループ全体の発展に貢献したいです。
小牧:
今年から人財教育部に配属となったので、AOKIグループ全体の教育カリキュラムの再構築や、自己育成できる環境の整備などを通して、会社全体の接客力向上に携わりたいです。私たちは一日に多くのお客様をご案内しますが、そのお客様にとっては大切な日を左右する服を決める重要な一回。目の前のお客様に全力で向き合うことを忘れずに、今後も接客を突き詰めていきたいです。
寄り添う接客で、お客様の“頼れるスタイリスト”へ
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